化粧品のCMや広告など「肌へ浸透する化粧水」見かけますよね。
肌へ浸透する?
どの辺りまで、ご存知ですか?
そして小さく小さく書かれている「角質層」とは?
こんにちは、びなっち (@beauty_nachi)です。
化粧品の広告は、あたかも「あなたの肌が見違えるほど変わります!」という印象を受けやすいですが、本当にそうなのでしょうか?
化粧品が、肌組織のどのあたりのことを言っているのか?
皮膚の構造を知り、肌のお手入れと正しい知識(肌タイプを知ろう)があれば、肌美人への近道です。
★ さらに知って欲しいのが「肌の大敵→紫外線」です!★
「紫外線=シミ!その常識は間違っていませんか?だから老けてしまう対策不十分とは?」
顔の肌の構造
図|ビナッチ美容:皮膚の3構造
身体の表面を覆っている1枚の薄い膜ですが、心臓などと同じ臓器になります。
そして、その臓器の中で、唯一の直接外界と接している部分なのです。
- 表皮
- 真皮
- 皮下組織
それでは、もう少し簡単にわかりやすく説明していきます。
表皮・真皮・皮下組織の働きとしくみ
表皮
図|ビナッチ美容:表皮
■ 角質層
角質細胞のレンガ状に積み上がっているのが「角質層」です。
これは、核がないケラチン(タンパク質)繊維で、やがて剥がれ落ちていきます。
この角質細胞が1つ剥がれるときには、基底細胞が1回分裂するのが正常なサイクルで、このサイクルを「角化」と呼びます。
厚さ0.02mmというのは、食べ物の乾燥を防ぐときに使うラップフィルムと一緒の薄さです。
「ホコリや菌などから守るバリア機能」
「体内からの水分蒸発を防ぐ保湿機能」
食用ラップをしないと食べ物はカピカピになりませんか?
食用ラップをすれば、水分が飛ばず、みずみずしいままですよね。 肌も一緒なのです!“コスメコンシェルジュ
だから、わたしたちの肌にも「角質層に浸透する」とは、バリア機能が強化され、外部刺激から守られているという皮膚の仕組みって、すごいですよね!
■ 顆粒(かりゅう)層と有棘(ゆうきょく)層
この層は、角質細胞です。
表皮のいちばん内側の基底層から細胞分裂によって毎日新しいケラチノサイト(角化細胞)が生まれています。
そして、有棘(ゆうきょく)層→ 顆粒(かりゅう)層へ、後から分裂する細胞に徐々に押し上げられて角層に達し、
その後、「角層細胞」に変化します。
さらにおよそ2週間かけて角層のいちばん上に到達し、少しずつ自然にはがれ落ちていきます。
このサイクルを「角化(かくか)」といい、私たちがよく聞く言葉で「ターンオーバー」のことです。

■ 基底層
- ケラチノサイト
- メラサイト
この2つの細胞で構成
最も多いケラチノサイトが、細胞分裂することで次々に新しい細胞を作り出しています。
メラノサイトは、色素細胞と言われ必要に応じてメラニンを作り、ケラチノサイトに配分します。
真皮
表皮の下で、ふくっらとした肌の土台を築く
①コラーゲン
水分を除いた真皮の約70%がコラーゲンの弾力ある繊維から成り立っています。
真皮にあるコラーゲンが細かく網目状に張り巡らされて、肌の弾力などが生まれます。
シワやたるみの主な原因は、コラーゲン減少や変性によって肌の弾力が失われることです。
②エラスチン
コラーゲンの支えとなるエラスチンは真皮の5%を占めています。
ゴムのような弾力のある繊維で、コラーゲンをつなぎ止めています。
年齢と共に量が低下することにより、肌の老化が起こり、シワやたるみなどの症状が出てきます。
③ヒアルロン酸・プロテオグリカン
コラーゲンやエラスチンの網状構造の間に埋め尽くしているのが、ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸は、保水力があるため、ヒアルロン酸が多いとみずみずしい肌になります。
その他に、プロテオグリカンも同じように保水力が高く、軟骨などにも存在します。
最近の注目され保湿成分として配合されているのが、プロテオグリカンなのです。
皮下組織
位置 | 真皮と筋肉や骨の間の部分 |
構造 | 血管(動脈・静脈)や脂肪 |
働き | 酸素や二酸化炭素、栄養分などを運ぶ役割
脂肪が蓄えられクッションの役割 |
美しい肌の人は知っています
この肌の構造を知って、どんな化粧品(コスメ)を使うといいのか?
「表皮」では、角質層によるバリア機能と保湿機能のスキンケア商品を使うこと
「真皮」では、コラーゲンやエラスチンの減少を抑える役割のスキンケア商品を使うこと。
※「真皮」に直接(改善)アプローチするスキンケアはないと言ってもいいかもしれません。
そのため真皮がダメージを受けないための紫外線対策や糖化、酸化などに気をつける生活スタイルが重要になるのです。
「セラミド」配合のコスメ(化粧品)は肌の乾燥、40代の肌の衰えにオススメな成分です!

とにかく肌をうるうるさせましょう。
皮膚の6つの機能
聞けば納得ですが、意外に皮膚の働きをすらぁ〜とは、話せませんよね^^ 最大の臓器「皮膚」について、どんな働きがあるかお伝えします。“コスメコンシェルジュ
知覚作用
肌に物が触れた時に体に警戒を伝える作用です。
温点 | 0〜3 |
冷点 | 6〜23 |
触点 | 25 |
痛点 | 100〜200 |
皮膚に散財している数の目安です。
痛点の数の多さ、一番敏感であることを表しています。
吸収作用
皮膚からの吸収は、2つの経路があります。
「表皮角層間を通るもの」
「毛包の皮脂腺」
分泌排泄作用
- 皮脂
- 汗
この2つが皮膚から分泌されます。
皮脂は汗とともに皮脂膜を作ってくれます。
そして、肌の感想を防いで角層を柔軟に保つ働きがあるのです。
表現(表情)作用
驚いて顔面が蒼白になったり、恥ずかしくて頬が赤らめてしまったりすること。
毛細血管が一時的に収縮や拡張して反応します。
保護作用
基本は、外界の刺激から身体の内部を保護する作用
病原菌や化学物質などが体内へ侵入するのを防いでもくれます。
体温調整
もともと、体温が外に逃げ出すのを防ぎ、熱を通しにくくしています。
ただ、体温が上昇するとその熱を体の外に放出しようと皮膚にある200万近くの汗腺(エクリン腺)が発汗し、体温を下げます。
皮膚って、すごいですよね!“コスメコンシェルジュ
まとめ
いかがでしたか?
肌の組織を知ると、なんとなくでも「どんな成分が必要かな?」と気づけるようになります。
知らないで闇雲に使うコスメ(化粧品)からは、卒業しましょう^^
表皮と真皮では、それぞれの違う働きをしています。
ビナッチからスキンケアのオススメランキングはこちら
では、では。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
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